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私に正直に 私らしく生きる

子宮筋腫 〜3出産〜

直径10cmの子宮筋腫を持ちながら、妊娠出産した記録です。

今までの記事はこちら

子宮筋腫〜1 発見から手術決断〜 - Carpe Diem

子宮筋腫〜2 妊娠とそのリスク、妊娠生活〜 - Carpe Diem

 

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”32週過ぎてからMRIをとって、筋腫の場所、子宮の場所を確認しましょう。”

 

ということで、33週の検診の時にMRIをとりました。

前の病院では撮影時も息は止めなくていいと言われていたのですが、今回は10〜20秒ほど息を止めなくてはいけないようです。

 

ただでさえ、仰向けに寝ているのが辛いのに息止めるって。とても苦しかった・・・。

でも再撮影になるのも嫌なので頑張りました。

 

結果、筋腫と赤ちゃんの頭が子宮口近くに並んでおり、筋腫があるせいで経管が斜めになって潰されていました。これでは赤ちゃんは通れない。赤ちゃんが子宮壁と筋腫の間に右腕を潜り込ませていて可愛かった。母ちゃんがんばれ!と応援してるみたい♩

 

奇跡的に位置が逆転して頭が真下に来ることがない限り、帝王切開となりました。

 

38週頃での手術。この辺混み合ってるから、と38週2日で予約。

 

妹も帝王切開。職場の人も何人か帝王切開をしている話を聞いているので、切ることにあまり抵抗はなかったです。唯一ショックなのは切った腹筋は戻らない、ということ。。趣味のチアのユニフォーム着るのにいくらトレーニングしてもお腹のたるみがとれないってのは悲しい。。

 

でも、元気に赤ちゃんが出てきてくれるなら◎です!

日にちが決まっていると準備もしやすく、予定も立ちやすい♪

短い産休の予定を立てて残りの一人の時間を満喫しました。カフェに行ったり、映画を見たり(長時間座ってるのは結構きつかった)、レストランに行ったり、友達とあったり、保育園の見学したり。手術前日も家族で競馬場へ遊びに行ったり(笑)やりたいことはやり尽くしました!

 

 

 

予定通りに手術前日に入院。

今日は大部屋。産後は個室が空き次第、個室にうつれるそうです。混み合ってるというから、厳しいかな…。

 

麻酔科医の説明を聞き、主治医の説明を聞きました。

 

“筋腫があるので、縦に切ったほうが安全ですね。”

 

えっ!!!話が違う!!!横切りしてくれるって聞いてますけど!!!横切りがいいです、どうしても縦に開けないとダメだった場合はしょうがないですが、なるべく横でお願いします!!!

 

手術に立ち会うもう1人の医師に確認しますとのこと…。

 

めちゃくちゃショックでした。これまで帝王切開になんの不安もなかったけど…。縦の傷があったらユニフォーム着れないじゃんっ。踊れなくなるまでチア続けたいという個人的ではあるけど、かなーり大切なこと。今後の人生の楽しみが減るんですけど・・・。

 

でもこんなストレスかかってたら、赤ちゃんに悪影響だよね。こういうときは、紙に思いを綴ります。思っていること全てを書くことでスッキリしたり、本当に大切なことが見えてくる。

 

1番大切なのは、赤ちゃんが無事に産まれること。危険ならしょうがない。母子の安全が最優先。

 

落ち着きを取り戻しました。

後で先生が来てくれて、横で切ってくれることになりました。ただ今後、筋腫の手術の時には縦に切るかもしれないから、そしたら十字になるよ?と脅し付きで。それはその時考えましょう。(横に切れる病院探してもいいし)

 

 

 

手術は予定通りに行われました。はじめての手術室。医療ドラマを思い出す。初めての体験になんだかワクワクすらしました。

1番不安だった麻酔も思ったほどいたくなかったし、ちゃんと効いていて安心。顔の下にカーテン的な布をかけられ、術中の自分の内臓の様子は見れません。ちょっと見てみたかったけど、流石に頼みませんでした(笑)

 

切る前に、本当に横切りで良いか念を押されました。十字になるかもよーと。

きっぱりと横でお願いします、と伝えて切ってもらいました。

 

当たり前だけど、本当に痛くない!押されている感覚はありましたが、切られてるのもわからないし、麻酔ってすごいなぁ。

 

グググっとお腹を押されて出てきた我が子。か弱い鳴き声を聞いて、あぁ産まれたんだ、この子がお腹にいた子だ、ついに産まれたんだ。涙が出てきました。拭けないからぼたぼた流れる涙。助産師さんが拭いてくれました。

 

帝王切開で生まれた赤ちゃんは急に外の世界に出されるので、呼吸をするのが下手なことが多いそう。うちの子もうまく泣けていなくて小児科の先生に診てもらってから私の元にきました。

 

小さい…かわいい…髪の毛ある…(甥っ子がとっても薄毛で生まれてたので)

母になった実感なんてあるわけもなく、ただ生命の誕生に感動。無事に生まれてよかった。ついに出てきたのかーと放心状態。私もついに母か。

 

そのあとお腹を閉じる時は寝ていました。子宮触って、小さい筋腫もあるねーと言っていたのを覚えています。

 

赤ちゃんの診察などがあるので、病室に赤ちゃんが来るのはそれからしばらくしてからになります。旦那と母が病室に来て、新生児室の写真や動画を見せてくれました。新生児室一大きな声で泣いていた我が子。これからの子育てに若干も不安がよぎります(笑)

 

 

 

病室に来た我が子は本当にちっちゃくて、でもしっかり人間で、本当にお腹にいたの?と不思議な気分でした。大きい筋腫が邪魔しつつもしっかり育ってくれて、大きな問題も起こさずに生まれてきてくれて、本当にありがとう。

 

 

子宮筋腫 〜4産後〜 へ続く。(筋腫はもはやあんまり関係ないけども)